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花みずきの空想プラン:空を切り取る家

プライバシーを保ちながら、
外と繋がる暮らしを楽しむ住まい

花みずき工房の設計チームがお届けする「花みずきの空想プラン」。普段お客様の家ばかりを設計している弊社設計スタッフが、外とのつながりを意識して自由な発想で描いた空想のプランの第2回。

今回は幼いころからピアノをたしなむ感性豊かな一級建築士 佐野三恵子がプライバシーに配慮しながらも外と繋がる「空を切り取る家」をテーマにお届けいたします。

まずは動画をご覧ください。

プライバシーに配慮した設計

 

土地の条件は実に様々ですが、住宅街で建築をするときに気になるのがプライバシーの確保。せっかく大開口の窓や中庭を設置しても、外部からの視線が気になってしまうとリラックスできません。そこで今回は自分の土地の中だけで、プライバシーを保ちながら生活を楽しむことを目的とし、設計を行いました。家族構成はご夫婦とお子様2人の4人家族を想定しています。

ワクワク感を引き立てるアプローチ

 

シンボルツリーが出迎える広く奥行きのあるアプローチ。我が家に帰る安心感を与える大切な空間です。広くゆったりと設けたアプローチ階段にはLED照明を仕込み浮遊感を演出し、玄関へ向かうワクワク感を引き立てるポイントとなっています。シンプルながらも建物との一体感を持たせた外構プランが、この家のファサードを際立たせてくれます。

外に閉じて内に開く

 

外観はあえてシンプルなデザインでクールを装い、中に入るとハイサッシで囲む中庭の景色が空間を広げていきます。中庭には秋になると紅葉する落葉広葉樹を植え、季節の移ろいを楽しむ演出も。陽光も取り込むこの空間が、外観からは想像できない開放的な居住空間を作り出しています。

空を切り取る開口

 

LDK空間に直接光を取り込むこの「空を切り取る開口」が、プライバシーを保ちながらも外との繋がりを高める大切な仕掛け。2階の屋外スペースにもまた空を切り取る開口を設け、夜空を楽しみながら家族が贅沢な時間を過ごすことができます。

 

プライバシーを確保しつつも開放的な生活を送りたいという一見矛盾した考え方も、自由な間取り設計を行う注文住宅では実現することが可能です。

周辺環境に制約を抱える土地であっても、長年培ったプランニング力で理想の暮らしを叶えるご提案を続けてまいります。

設計

Mieko Sano

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