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C値は、家にどれだけ隙間があるのかを表す指標で、1平方メートル当たりの隙間の面積を示す数値です。このC値が小さいということは、隙間がほとんどなく、高気密な家であるということを示します。高気密な家は、暖かい空気が逃げにくく、外の空気も入りにくいため、快適に過ごせるというメリットがあります。気密性を示すC値は、断熱性能を示すUA値と同じく、省エネと住み心地に深く関係しています。だからこそ、UA値と一緒にC値もチェックすることが快適な家づくりには欠かせないポイントなのです。

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断熱等級(正式名称：断熱等性能等級)とは、住宅の断熱性を示す基準の一つで、1～7の7段階があり、こちらは数字が大きいほど断熱性が高いことを示します。また、高い断熱等級を取得することは快適で光熱費を抑えた生活を支えるだけでなく、今後の家の価値にも大きく関係してくるでしょう。

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最高等級が5から7に引き上げられた理由は、いくつか存在します。

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1.エネルギー効率の向上
エネルギー消費の削減と効率の向上は、環境保護とエネルギーコストの削減の両方の面で重要になります。最高等級を7に引き上げることで、より厳しい基準を設定し、住宅のエネルギー効率を一層高めるインセンティブを提供しています。
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2.地球温暖化対策
地球温暖化への対策として、CO2排出量の削減が求められています。断熱性能の向上は、冷暖房の使用を減らし、エネルギー消費の削減につながります。
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3.建築技術の進化
建築材料と技術の進化により、以前の最高等級5では、最新の技術と素材を十分に反映できなくなっていました。最高等級を7に引き上げることで、最先端の技術と素材を積極的に採用し、さらなる断熱性能の向上を促進することが可能になりました。

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では具体的に、断熱等級「7」の家と「5」の家ではどのような違いがあるのでしょうか？断熱等級「7」の家は、当然ながら「5」よりも断熱性能が高く、外の冷気や暖気をよりしっかりと防ぐことができます。それ以外にも、7等級の家は5等級の家と比較すると、

・エネルギーの無駄を減らし、光熱費をさらに節約することができる

・将来的にも価値が落ちにくく耐久性も高い

・湿度の調整が上手くできるため、カビやダニの心配が減る

などといった利点があります。

それぞれの断熱等級で必要とされるUA値について以下の表にまとめましたので、ご参考ください。私たちが暮らす静岡県では、断熱等級3には1.54以下、等級4には0.87以下、等級5には0.6以下、等級6には0.46以下、等級7には0.26以下のUA値を取得する必要があります。
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各等級に応じた断熱材の仕様例について、簡単にご紹介します。

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等級1
最低限の断熱性能。古い家屋や一般的な建物に使用される基本の断熱材が使われることが多いです。

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等級2-3
初めてのエコ対策レベル。多少のエネルギー節約が見込めます。中性的な断熱材や厚みを増すなど、基本的な改善がされます。

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等級4-5
このレベルからは、しっかりした断熱材の使用が始まります。窓ガラスの強化や壁・床の断熱材厚の増加など、よりエネルギー効率の良い選択が行われることが多いです。

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等級6
高い断熱性能を持つ特殊な断熱材が使われ、窓もペアガラスやトリプルガラスになることが一般的。壁の内部構造も工夫され、エネルギーロスを大幅に減らします。

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等級7
最高等級の断熱性能。最新の断熱材と工法が採用され、壁・床・天井の断熱材厚が最も厚くなります。窓も最高品質のものが選ばれ、家全体の気密性が非常に高いレベルになります。

 

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高い断熱等級の家のメリットとしては、以下の4つが挙げられます。

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1.エネルギーの節約につながる

外からの冷たい空気や暑い空気が入りにくく、エアコンやヒーターの効果が逃げにくくなるため、結果として、電気代を大幅に減らすことができます。
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2.家族みんなが快適に過ごせる家になる

室内の温度を一定に保つことができるので、冬や夏も快適に過ごすことができるでしょう。
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3. 家の長持ちにもつながる室内と室外の温度差がなくなり、結露が減少するため、カビやダニの心配も少なくなります。

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4.ヒートショックのリスクを減らすことができる

ヒートショックは、冬季に暖房の効いた部屋から寒い場所へ移動したときや、逆に夏季に冷房の効いた部屋から暑い外へ出たときなどに、急な温度変化に体が対応できずに起こる現象です。平屋の場合、家全体の温度が一定に保たれやすいため、家族みんなが健康で安心して暮らせる環境をつくることができます。

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断熱性能を高めるためには、いくつかのポイントがあります。具体的には、

・高い性能を持つ断熱材を選択する

　断熱材の種類については是非以下の記事をご参考ください。

【2023年最新】断熱材の種類・それぞれのメリット／デメリットまで網羅解説（記事へのリンク入れる）

・断熱材の厚みを増す

・窓を、シングルガラスではなくペアガラスやトリプルガラスにすること

などが挙げられます。
「花みずき工房」では、考え抜いた基本的な断熱仕様をベースに、お客様のご要望次第で更なる断熱性能の強化・カスタマイズを行うことも可能です。あなたの生活や予算にぴったりの断熱対策をご提案します。

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家づくりにおいて、性能の高さとコストのバランスは非常に重要な課題となります。いたずらに全ての性能を高めたり、逆に必要な性能を削ってしまったりすることは、住宅コストやライフサイクルコストへの悪影響をもたらすことがあります。そこで、「花みずき工房」では、バランスの取れた高性能を提案しています。
一見、全ての性能を最高にすることが良いと思われるかもしれません。しかし、それだけでは、建築費用が膨らんでしまい、計画していた予算を超えることも少なくありません。それでは、新しい家での生活が始まっても、経済的な負担が残ってしまうことになりますね。反対に、コストを極端に抑えるために、必要な性能を削ると、住み心地が悪くなったり、劣化により将来的にメンテナンス費用がかさむこともあります。断熱性能をおろそかにすると、冬や夏の気温の変化についていくことができず、エアコンを常時使用しなければならないかもしれません。これは、長期的にみると、電気代が高くなってしまい、節約するために性能を削った意味がなくなってしまいます。
そのようなことを避け、お客様に最適なバランスの取れた高性能な家づくりを提案するために、「花みずき工房」では、お客様のライフスタイル、家族構成、予算など、様々な要素をしっかりとヒアリングします。それぞれの家庭に合った断熱性能や耐震性能など、必要な性能を最適なレベルで実現するプランをご提案します。
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「高気密高断熱」という言葉は、現代の住宅において欠かせない概念です。「花みずき工房」では、空気に配慮した家づくりを大切にし、自然由来の素材を積極的に活用しています。例えば、お家の壁と天井には「フォームライトSL（マシュマロ断熱）」という気密性が高く、環境にも優しいウレタンフォーム断熱材を使用しています。見た目がマシュマロそっくりのマシュマロ断熱は、高断熱であることはもちろん、性能劣化が少ないことも魅力の断熱材です。例えば、同じウレタンフォーム断熱材であっても中にはガスで発泡させ、気泡内のガス成分と空気が置き換わり、年月とともに断熱性能が低下してしまう不安がある断熱材もあります。しかし、マシュマロ断熱の気泡内ガスは99%が空気のため、性能が劣化することはありません。ることはありません。
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また、床にはトップクラスの断熱性能を誇る旭化成のネオマフォームを採用しています。ネオマフォームは、フェノールフォーム特有の高い断熱性能・耐火性、さらに長期間にわたって劣化しにくい耐久性と多くの魅力をもつ高性能な断熱材です。直接肌が触れることが多い床など、しっかりと断熱をしたい場所に使うと、夏の暑さも冬の冷たさも感じにくく、また、耐火性が高いので万一の火災にも安心です。
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このように、花みずき工房では「高気密高断熱」であることはもちろん、地球にも体にも優しい天然素材の断熱材を使用しています。さらに、お客様のご希望に応じて、さらに気密性の高い住宅を提供するために、LIXIL社のスーパーウォール工法もご提案させていただいております。この工法は、高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ・計画換気システムの組み合わせによって、高い気密性と断熱性を実現するもの。さらに、35年の結露保障もついているため、長期間の快適な住まいづくりに貢献します。当社で行ったスーパーウォール工法を使用した気密測定では、LIXIL社の目標値である0.5㎠/㎡を大幅に上回る0.35㎠/㎡という数値が出ました。これは非常に高い気密性能を示すもので、夏の暑さや冬の寒さからの保護、遮音性能の向上、結露の防止など、住まいの快適性を大いに高めます。
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「花みずき工房」の断熱への取り組みは、単に数値を追求するだけでなく、お住いの空気環境にも配慮し、お客様それぞれの生活がより安心・安全なものになること重要だと考えています。

お客様と共に理想の住まいづくりを実現するために、これからも「花みずき工房」は、気密性や断熱性をはじめとした各種性能の向上に努めて参ります。定期的に開催している「構造見学会」で実際にご覧いただく事もできますので、詳しくお知りになりたい方は、ぜひお気軽にイベントにご参加ください。
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