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ご夫婦の感性に寄り添う家づくり

浜松市 山田様邸

「2013年 花家族35号より」

 

純白ともいえる漆喰の壁がきりりと澄んだ印象の山田邸。床は唐木三大銘木の一つ、鉄刀木(タガヤサン)が用いられ、黒色にも近い茶色の深みが漆喰との鮮やかなコントラストをもたらしています。

材も色も、甘さをおさえた潔さが、住まいのなかに心地いい余白を生み出し、落ち着いたご夫妻の個性がよく表れています。

展示場に漂う空気感がお互いの感性にフィット

 

ご夫妻が家づくりを考え始めた頃、なにげなく足を踏み入れた展示場の一つが花みずき工房でした。その際お二人の感性にとてもしっくりきたそうで、「もう迷うことなく決めたよね」とのこと。

その後も花みずきの現場見学会へ何度も足を運ばれたことで、直感どおりだったと納得されたのだそうです。

LDKでまず目を惹くのは、キッチンカウンターと兼ねて据え付けられたワイドなダイニングテーブル。ダークな床材とは対照的に、ナチュラルカラーのホワイトアッシュという無垢材が使われていて、磨かれた木肌が上品な艶を放ちます。

キッチンはスキップフロアにして一段下げることで、ダイニングテーブルに着席した人との目線の高さを合わせた設計です。

「キッチンに立つのが楽しくて、お料理もやる気が湧いてきますよ」と、いかにも楽しそうな奧さん。

ダイニングの特等席に置かれたワインセラー

 

ご夫妻ともお仕事で忙しく、帰宅が遅い日も珍しくないそうですが、夜はそれぞれがお気に入りの椅子に腰かけて、ビールで乾杯がほっとする時間の始まり。

ワインセラーには毎年山梨に出かけては買い求めてくるワインをはじめ、普段の食卓用から特別な日のための一本まで、出番待ちのワインが並んでいます。

塗装業を営まれていたお父様も家づくりにご参加

 

そして、ある休日には、芝生の庭でご実家の皆さんと一緒のバーベキューも楽しまれたそうです。その時に焼き係として大活躍だったご主人のお父様は、実は塗装業を営んでいらっしゃって、山田邸の和室や階段などの塗装も手掛けられました。

ご夫妻もお父様と一緒に色づけなどを行い、ご家族の皆さんにとって一層この家に愛着が増したご様子です。

「営業担当の梶野さんも、設計の首藤さんも気さくになんでも話せる方だったので、自分達のイメージも伝えやすかったです。

細かなところまで言わなくても、こちらの気持ちを汲もうとしてくれるのがいつも感じられて心強かったです」とご夫妻。

こちらが忙しい時には思いついたことや気になることをよくメールで送っていました。その度にいいアドバイスをもらったり、疑問を解決してくれたり、根気よく対応していただきましたね」とも。

カーテンを揺らす風を共に眺めながら、静かに語らうお二人の横顔には、日々の充実感と心やすらぐ我が家での豊かなときが映し出されていました。

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