MENU

Column

親が子に寄り添う「近居住み替え」にふれて

70代で移住、
そして家を建てたS様のケース

70代といえば、定年を迎え余暇を楽しむ世代ではないでしょうか。今回はシニア世代になって住み慣れた持家を離れ、他県に暮らす娘さん家族の近くに土地から新たな住まいを建てられたS様ご夫婦を訪ねてお話を伺いました。

思うように移動が叶わない中で生まれた奥様の思い

 

緑豊かな愛知県新城市の持ち家で30年暮らしたS様ご夫婦。二人の娘さんはそれぞれ浜松にご家族と暮らしており、定期的にS様たちが来浜する生活スタイルで過ごされていました。

昨年3月あたりからコロナウイルスが流行し、県を跨いだ移動が制約され、S様は娘さん家族と思うように会えなくなる事態に直面しました。

とてもさみしい思いをされていた奥さまは「どうせならこの機会に娘たちのいる浜松に引っ越さない?」とご主人に気持ちを伝え、この先の暮らしについて考えたのが家づくりのきっかけでした。

コロナ禍の先を見据えた生活環境の見直し

 

以前に花みずき工房で家を建てられた娘さんの紹介で、土地探しからS様ご夫婦との家づくりは始まりました。

せっかく新しい土地にイチから住むなら、と希望された条件は3つ。「病院が近くにある」「日常の買い物が徒歩で行ける」「鉄道の駅が近い」。これはどれも今までの田舎暮らしでは叶わなかった、次の人生設計を考えたものばかりでした。

さらに70代での家づくりということで、資金面でのご要望も明確でした。土地と建物・外構費を含めた総予算を踏まえてコンパクトな平屋をご提案し、注文住宅でご要望にお応えすることができました。

子世代も得られた親御さんが近くで暮らす安心感

 

浜松に移り住んで4ヶ月。先日パソコンのスイッチを切り忘れて外出した際、「連絡をしたら直ぐに娘が合い鍵を使って家に入って確認してくれて。やっぱり助かるよ。」と話すご主人。何かあったとき直ぐに駆けつけられる距離にいられる安心感は、娘さんも同じなのかもしれません。

70代からの住み替えには、生活面でも金銭面でも不安が伴う部分もあったかと思いますが、同居とも2世帯住宅とも異なる親が子に寄り添う形の「近居住み替え」は、双方にとって安心できる暮らしを実現できている様でした。

 

花みずき工房では建物はもちろん、土地探しからお客様の理想の暮らしづくりのお手伝いをさせていただきます。どんなことでもお気軽にご相談ください。

ご相談はこちらから>>

 

 

広報

Shiho Matsuyama

Related Articles

この記事を見た人は、次の記事もチェックしています