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木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ|浜松市・静岡市の注文住宅|花みずき工房

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木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ
February 12 (Thu)
life style

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

浜松特別支援学校木工班と挑んだ、
ノベルティ開発の裏側
浜松特別支援学校木工班と挑んだ、
ノベルティ開発の裏側

花みずき工房では毎年、家づくりの過程で生まれる端材を浜松特別支援学校さんに引き取っていただき、ものづくりの体験学習に活用していただいています。無垢の木に触れ、道具を使いながら少しずつ「できること」を増やしていく生徒さんたちの姿を、私たちは長い時間をかけて見守ってきました。販売会で作品を拝見するたびに、「去年よりさらに仕上がりが綺麗になっている」と感じることが増え、技術が着実に積み重なっていることを実感しています。そんな中、今年は新たにレーザー加工機を使った制作にも取り組まれていると伺いました。文字やロゴ、模様などを正確に刻印できるようになり、表現の幅が大きく広がっていると知り、ふと「この技術を活かして、これまでとは違うものづくりができるのではないか?」という想いが浮かびました。

そこで思い至ったのが、花みずき工房で家を建ててくださったお客様へお渡しするノベルティを、生徒さんたちの手でつくっていただくというアイデアでした。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

ノベルティ制作という、新しい挑戦

花みずき工房の家づくりで生まれた端材を、浜松特別支援学校・木工班の生徒さんたちの体験学習に活用していただき、そこで完成した製品を、今度は自社のノベルティとして買い取らせていただく。そんな、ものづくりの循環が生まれたら素敵だなと、私たちは考えました。そこで今回初めて、体験学習の中で生徒さんたちに花みずき工房のノベルティを製作していただけないかというご提案を、浜松特別支援学校さんへさせていただきました。
生徒さんたちが手がけた作品を、実際に花みずき工房のお客様の手に届ける。それは、これまでにはなかった、新しい挑戦でした。
この提案に対し、学校の先生方、そして生徒さんたちは、とても前向きに受け止めてくださり、快諾していただきました。
制作をお願いするにあたり、私たちからお伝えした条件は次の5つです。

・お客様に喜んでいただける物
・実用性のある物
・自然素材を大切にする花みずき工房らしさ
・木の質感を感じて頂ける物
・花をイメージしたデザイン

この5つを軸に、木工班の生徒さんたちの自由な発想で、ノベルティのアイデアをお考えいただくことにいたしました。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

生徒さんたちから届いた、たくさんの想い

しばらくして、生徒さんたちから多くのノベルティ案と製品サンプルが届きました。
当日はオンラインでプレゼンテーションを行っていただき、一つひとつのアイデアについて、丁寧に説明してくれました。コースターやペンスタンド、鍋敷き、スマートフォン用スピーカーなど。どの案からも、「使う人のこと」を一生懸命考えていることが伝わってきました。限られた条件の中でも、「どうすれば使いやすいか」「どうすれば喜んでもらえるか」を真剣に考え、工夫を重ねてくれたことが感じられました。



その中で、私たちの心を強く惹きつけたのが、花の形をした折りたためる鍋敷きでした。
花みずき工房の名前とも重なり、木のやさしさが感じられるデザイン。
折りたたむことでコンパクトになり、持ち運びしやすい点も魅力的でした。
見た目のかわいらしさだけでなく、実用性と花みずき工房らしさの両方を兼ね備え、ご提示させて頂いた5つの条件も満たしている。
「これなら、花みずき工房らしさが伝えられる」
そう感じ、この作品のアイデアを採用させていただく事にいたしました。



その後、より良い形に仕上げるため、デザインやサイズ、ロゴの形状や配置など、細かな点についての要望をお伝えし、試作品の製作へと進んでいくことになりました。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

試作と対話を重ねて、高めた完成度

数週間後、ノベルティの試作品をお送りいただきました。
最初に手に取ったとき、花みずき工房らしいノベルティが完成したと感じる一方で、どこか違和感も覚えました。お客様にお渡しする品として考えたとき、もう一歩完成度を高めたい点がいくつか見えてきたのです。

部品ごとの高さのばらつきや、中心部分にできるわずかな隙間、ロゴの濃さや刻印の傾きなど、初めてのノベルティ制作だからこそ、細かな課題が浮かび上がってきました。

大切なお客様へお渡しするものだからこそ、中途半端な状態で良しとすることはできませんでした。「もっと良くできる」と信じ、心を鬼にして正直な気持ちと改善のお願いをお伝えするとともに、実際の制作の様子や仕上がりを確認させていただくため、工房へ伺うことにいたしました。






学校内の工房では、生徒さんたちが工程ごとに役割を分担し、一つひとつの作業に真剣な表情で向き合っていました。黙々と手を動かす姿からは、「良いものをつくりたい」という強い想いが伝わってきました。
制作中の製品を手に取りながら、生徒さんたちと何度も話し合いを重ね、部品の精度、ロゴの仕上がり、紐の太さや色、長さに至るまで、細かな点を一つずつ確認していきました。試作と改善を繰り返しながら、少しずつお互いが納得する理想の形へと近づけていきました。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

想いが形になった、納品の日

学校訪問から約2週間後、ついに完成したノベルティを、わざわざ代表の生徒さんたちと先生方が、花みずき工房の本社まで届けに来てくださいました。
ご挨拶を交わしたとき、生徒さんたちの表情には、以前よりもはっきりとした自信と達成感が感じられました。やり遂げたという想いが、言葉にしなくても、自然と姿勢や表情から伝わってくるようでした。


袋から取り出された花形の鍋敷きが、テーブルの上に並べられていきます。そこには、一つひとつ丁寧につくられ、これまでの試行錯誤の積み重ねがひと目で伝わる、質の高い「完成品」が並びました。


また、当初お願いしていた最低希望数量の30個を大きく上回り、実際には40個もの製品を届けてくださいました。部品の高さはきれいに揃い、隙間もなく、ロゴもくっきりと美しく刻まれています。
細部にまで気を配り、最後まで妥協せずに仕上げてくださった、その完成度の高さに、私たちは大きな感動を覚えました。目の前に並んだ作品は、生徒さんたちの努力と成長の証そのものでした。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

木のぬくもりを、暮らしの中へ

完成したノベルティは、花の形をした木製の折りたためる鍋敷きです。
使わないときはコンパクトに折りたたむことができ、付属の紐でまとめることで、かさばらずに収納することもできます。



紐が付いているため、キーホルダーのようにバッグに付けて持ち運ぶことも可能で、キャンプやアウトドアなど、屋外での使用にも便利な仕様になっています。
組み立て方もとてもシンプルで、紐を調整することで自然と形が整い、しっかりと鍋を支える構造になっています。
木のぬくもりを感じられる、実用性とデザイン性を兼ね備えた花みずき工房らしいノベルティとなりました。

木工班の生徒さんと共創した、端材を活かしたノベルティ

端材から生まれた、つながりの証

今回のノベルティ制作は、花みずき工房にとっても学びの多い取り組みとなりました。
生徒さんたちが考え、悩み、話し合い、手を動かして形にしてくれたこのノベルティには、ものづくりの楽しさと、積み重ねてきた努力、そして成長の軌跡が詰まっています。
私たちはこのノベルティを、花みずき工房で家を建ててくださったお客様へ、感謝の気持ちと共にお渡ししていきます。この小さな木の製品を通して生徒さんたちの想いが、お客様の暮らしの中でそっと息づいていくことを願っています。
これからも花みずき工房は、地域とつながり、ものづくりを通した取り組みを大切に続けていきたいと考えています。

広報

Mirei Seto

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