日々快適に暮らしている住まいも、年月が経つにつれて少しずつメンテナンスが必要になってきます。特に窓やドアまわりは、開閉の回数が多く、使い方によっては部品がズレたり、緩んだりすることも。今回のコラムでは、窓の施錠部品である「クレセント」と、「オペレーターハンドル」の簡単な調整方法についてご紹介いたします。ちょっとした調整で、開け閉めのストレスがぐっと減ることもありますので、ぜひチェックしてみてください。
【 クレセント 】とは、引き違い窓についている半月型のカギのことを指します。「三日月(クレセントムーン)」のような形をしていることから、こう呼ばれています。窓の施錠・開錠を行う大切な部品で、長年使用するとズレたり緩んだりして、しっかり閉まらなくなることがあります。
【 オペレーターハンドル 】は、縦すべり出し窓や横すべり出し窓などで使われるハンドル式の開閉部品です。回して窓を開け閉めする仕組みで、こちらも長年の使用によりハンドルが重くなったり、ガタつきが出たりすることがあります。
クレセントがしっかり噛み合わなくなった場合、無理に力を入れるのではなく、ネジ位置の調整で対処できることがあります。 一般的には、クレセント本体の取り付けネジを緩めて、左右または上下に少しずらすことで、スムーズな開閉が可能になります。
ただし、具体的な調整方法はサッシメーカーによって異なります。安全かつ正確な方法で行うためにも、以下の各メーカーの公式ページをご確認ください。
YKK AP クレセントの調整方法 >> LIXIL クレセントの調整方法 >>
オペレーターハンドルの開閉が重くなったり、異音がするようになったりした場合、可動部分にホコリが溜まっていたり、ネジが緩んでいる可能性があります。 定期的にネジのゆるみを確認し、必要に応じて締め直すことで、多くの場合スムーズな動作が戻ります。
調整の際は、無理に力をかけず、メーカー推奨の方法で行うことが大切です。詳細な調整方法は、各メーカーのページをご覧ください。
YKK AP オペレーターハンドルの調整方法 >> LIXIL オペレーターハンドルの調整方法 >>
小さな不具合も、日々の暮らしでは大きなストレスにつながることがありますし、家はこまめにメンテナンスを行うことで更に長持ちいたします。今回ご紹介した部品は、ご自身で簡単にチェック・調整できることも多いので、ぜひ一度確認してみてください。 また、ご自身でメンテナンスを行うのは少し不安があると思われる方や、住まいのメンテナンスに関するご質問がある方は、いつでもお気軽に花みずき工房までご相談ください。
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Kosuke Takayama
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