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10年後もずっとキレイが続く暮らし

浜松市 T様邸

ミスティグレーの塗り壁と黒いサッシ枠のコントラストがシンプルかつクールな佇まいを漂わせる築10年のT様邸。ご新築当初はご夫婦お2人の住まいでしたが、今では4歳と7歳になるお子様の元気な笑顔が溢れる住まいとなっていました。家を建てるにあたり、T様は長年にわたってずっときれいが続く暮らしを心に描かれていましたが、10年が経過した今、T様のその想いは見事に叶えられていました。そこで今回は、経年変化を見据えた収納アイデアや自然素材の魅力が詰まったT様邸にお伺いし、「きれいと心地よさが続く暮らし」の秘訣に迫ります。

美観を保つ自然素材の魅力

 

T様邸にお邪魔させて頂き、まず目に飛び込んできたのは10年経過しているとは思えない程の美しい内装材。チーク材の無垢フローリングや、漆喰の塗り壁など自然素材を基調としたインフィルが、新築当時の様に空間全体に広がっていました。深い色合いが美しいチーク材は、船の甲板に使われるほど硬く強靭で傷がつき難い為、10年経った今でもT様邸の床に目立った傷は見当たりませんでした。
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また、油分が多く耐水性にも優れたチーク材は日常の液体こぼれにも強く、万一の時もさっと乾拭きするだけでシミや汚れが残ってしまう事は無いそうで、2年に1度のワックスがけだけで今の美観をずっと保たれて来たそうです。更にワックスを塗り重ねるたびに深まる上品な艶は年々趣きを増しているようで、その経年美化の過程にT様ご家族は感動されていました。
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壁や天井は漆喰の塗り壁で仕上げられており、真っ白い壁にも気になる汚れはほとんど見受けられませんでした。お子様が誤ってジュースなどを掛けてしまった時も、漆喰の浄化作用で跡が徐々に消えて行くそうで、殆ど手を掛けること無く新築時の美しさを保たれてきたそうです。また、漆喰の塗り壁は自然素材の中でも特に耐久性に優れキズが付きにくく、万一の時も補修材で簡単に傷を埋められるので安心とおっしゃっていました。
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「自然素材はお手入れが大変?」と思いがちですが、素材の特性をしっかりと理解し、先を見据えた素材選定をされたことで、あまり手を掛けずとも新築時の美観を保たれているT様邸。そこに自然素材ならではの経年美化も加わり、住み心地は年々増していると嬉しそうに話してくれました。
常に散らからないLDK空間

 

とてもきれいに片付けられたT様邸のLDK空間には、収納の工夫が随所に見受けられました。一見するとシンプルなインテリアですが、収納スペースは利便性や美観を考慮して巧みに配置されており、無駄なスペースを最小限に抑えた上で、生活動線に合わせて物が整然と収められていました。
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通常よりもかなり大き目に備えられた造作のTVボードは、当初からリビングに散らかりがちなお子様のおもちゃやゲーム機も収納することを想定して造られ、10年経った今でも物が溢れること無くきれいに収められていました。
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さらにオープンキッチンも散らかる事が無いように、背面の壁一面に設けられた大容量の収納には、料理に必要なアイテムが全て手の届く範囲に整理されて収められていました。また、ペニンシュラキッチンのリビング側も一面全て収納になっていて、日々送られてくる学校の書類やDM関係、工具、文房具など、日用品が直ぐに出し入れ出来るように目的別に収められていました。
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こうした先を見据えた収納アイデアや、生活動線に沿った適材適所な収納の配置はT様邸の随所に設けられていて、美観と生活利便性が両立した暮らしを長期に渡り下支えしているようで、「しっかりと設計していただいたことで、思ったよりも物が散らからない上に物を見つけやすく、無くさないようにもなった。」とT様もおっしゃっていました。

2階のフリースペースが更に美観を向上

 

2階に設けられていたステップフロアを携えたフリースペースは、今はお子様たちが遊ぶためのキッズスペースとして活用されていました。ステップフロアから更に上がると小屋裏を利用したおこもり空間もあり、クリエイティブなアイデアをふんだんに盛り込んで設計された空間は、お子様たちの秘密基地となり創造力を育む遊びの場として有効活用されていました。

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また、ステップフロアの床下空間を活用した大容量の収納スペースにはお子様のおもちゃや遊び道具がたくさん収められており、年々増えるお子様たちの大切な思い出の品々が余裕を持って収納されていました。平面図ではイメージしにくい立体空間を上手に活かされている事も、T様邸の美観を向上させている大きなポイントになっていました。
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この空間をキッズスペースとして活用する事はもちろん当初から想定されていた様で、「子供たちには思い切り遊んでほしかったので、あえて子供部屋を狭くしてフリースペースを設けました。」とT様。2階で遊ぶことも増えるため来客時も1階の片づけで焦ることもないようで、更に将来的にお子様が巣立った後には、このスペースをワークスペースとして活用する考えもあるとの事でした。
先々の暮らしをイメージし、生活の変化を見越した上での間取り設計は、ご家族全員の満足感を高める素晴らしい結果を生み出していました。

新たに生まれた集いの場
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更にT様邸には、新たにコンサバトリーを活用したアウトドアリビングを設置しています。ゆとりのあったエクステリア空間をどの様に活用するかを生活に合わせ時間をかけてイメージし、1年ほど前にこの空間を新設させて頂きました。広々としたスペースには、ご家族はもちろんご友人たちも集まるための心地よい椅子やテーブルが配置されていて、屋外ならではのリラックスした雰囲気が漂っています。
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この場所に家を建てられ、ご近所付き合いをしていく中でお庭でBBQをしたりプールを出してお子様たちを遊ばせる機会も徐々に増えていき、毎回の家具の出し入れや遊び道具の準備を繰り返すうちに、この場所にこの空間を作ることを決意されたそうです。ご主人さまも、「リビングから子供の様子をうかがえますし、バーベキューのために椅子やテーブルを毎回用意しなくていいのでとても便利になりました。」と話してくださいました。
T様邸の「きれいと心地よさが続く暮らし」は、今も更なる進化を続けていらっしゃるようでした。

住まいは一度建てたら簡単に建て替えられるものではございませんが、長い年月の中で暮らしや家族構成は絶えず変化していきます。今にとらわれる事なく先の暮らしをイメージし、経年変化を想定しながら間取りや素材を吟味された家づくりが、T様邸の「きれいと心地よさが続く暮らし」を叶えているのだと感じました。
お客様の理想の暮らしを叶える「注文住宅」の醍醐味を改めて感じさせて頂いた、素敵なお宅訪問となりました。

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Yukina Yamaguchi

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