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土地情報の見方をお教えします

土地探しで知っておくべき
専門用語を細かく解説

町の不動産屋さんで良く見かける「土地情報」。ファクトシートとも呼ばれますが、細かく見ていくと価格や面積以外にも色々な情報が書かれています。中には見慣れない専門用語などもあって、「よく分からない」という方も多いのではないでしょうか?そこで今回は土地探しを始められた方に向けて、土地情報の見方をご説明いたします。
基本情報について

 

①土地面積

土地の面積や坪数の記載があります。「㎡」で表す場合と「坪」で表す場合がありますが、㎡の記載の場合は3.3で割ることで坪数を算出することができます。例えば200㎡の場合、200㎡÷3.3=60.6坪ということになります。
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②価格
土地価格は土地全体の金額です。坪単価は土地を坪数(1坪は3.3㎡)で割った、1坪当たりの土地の金額です。価格には屋外設備などにかかる別途工事費や税金などの諸経費は含まれていませんのでプラスでかかる金額を事前に確認しましょう。

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③物件所在地
所在地の表し方には「地番」と「住居表示」があります。地番は土地に対してつけられた番号のことをいい、住居表示は建物に対してつけられた番号のことをいいます。

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④交通
最寄りの駅や近くのバス停など、交通インフラに関することが書かれています。

規制について

 

⑤土地権利

所有権と借地権の2つがあります。所有権は土地を買った人がその土地の所有者になる権利のことをいい、借地権は他人(地主)から土地を借りる権利のことをいいます。
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⑥地目

地目は、宅地であればすぐに建築が可能です。宅地以外の地目が書かれている場合は宅地に変更する手続きが必要になります。得に田や畑の場合は農地転用の手続きや地盤調査に時間がかかるため余裕をもって土地を探すことをお勧めします。

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⑦都市計画

主に「市街化区域」か「市街化調整区域」の記載があります。市街化調整区域の場合は、本来建築不可の場所であるため許可申請費用等がかかる可能性があります。それらの費用が土地代金に含まれているのか確認をしましょう。
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⑧用途地域

用途地域では建物の使いみちを決められています。そのため高さや建ぺい率、容積率の制限があります。ほとんどの地域で家を建てる事が出来ますが、「工業専用地域」だけは住宅を建てる事が出来ません。
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⑨建ぺい率

土地の面積に対して建物が建てられる建築面積の割合です。例えば建ぺい率が60%の場合、100㎡の敷地には、建築面積が60㎡までの建物が建築できます。平屋を建てたい場合は特に気にするようにしましょう。
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⑩容積率

敷地面積に対する延床面積の割合です。例えば容積率100%と指定された100㎡の敷地には、1階60㎡、2階40㎡、合計100㎡の建物が建築可能となります。

条件などについて

 

⑪他の法律上の制限
土地の利用に関する制限のことです。土地を購入しても、所有者が自由にその土地を使用できるわけではありません。例えば、家を建てるのにも階数の制限や、広さの制限があります。そういった制限を総称して法令上の制限と言います。
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⑫地勢
地勢とは、土地の有様のことです。よく見るのは「平坦」という表記ですが、高低差や傾きに関して触れてあるものは要注意。盛土、土留といった工事が必要となり費用がかかります。事前に現場にいき土地の状態を目視で確認をしましょう。
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⑬引き渡し条件
引き渡しを行う際の土地の状態についてです。更地渡しの場合は問題ありませんが、現況渡しの場合はこちらで更地にするために解体業者を用意する必要があります。
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⑭現況
建物ありか、なしかの記載があります。建物ありの場合は解体費用が別途必要になる場合があります。解体費用が土地代に含まれているのかを確認しましょう。
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⑮引渡し日
引き渡しとは物件の所有権が移転する日のことです。引き渡し日には「相談」か「即日」の記載があります。
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⑯接道状況
土地に隣接する道路についての記載があります。原則として隣接する道路の幅が4m以上、土地と道路の接面が2m以上必要です。前面道路の幅が4m未満だった場合セットバックといって道路の幅員が4m以上となるように敷地を後退させる必要があります。
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⑰設備
「電気・水道・ガス」といったライフラインの記載です。水道の引き込みがされていない、都市ガスが無い場合は設置しなければなりませんので必ず不動産屋に確認しましょう。
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⑱取引態様
ここでは仲介手数料が必要かが分かります。売主と書かれていた場合は仲介手数料がかかりません。媒介・仲介の場合は、土地の持ち主との間に第三者が挟まる販売方法のため、手数料がかかります。手数料の目安は土地価格×3%+6万円+消費税となり、1000万円の土地ですと、消費税含め40万円ほどです。
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⑲備考
上記の内容に書ききれていないメーカー独自の建築条件や、重要なポイントが書かれている場合がありますので必ず備考欄についても不動産屋に確認をしましょう。
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土地情報の見方についてご紹介しましたが、お分かり頂けたでしょうか?花みずき工房には、宅地建物取引士の資格を持つハウジングアドバイザーも在籍していますので、土地に関しての様々なご相談も承っています。土地探しや今お持ちの建設予定地のご相談など無料で受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
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Yukina Yamaguchi

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