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夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント|浜松市・静岡市の注文住宅|花みずき工房

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夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント
August 26 (Wed)
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夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

断熱・気密だけではない、
窓・軒・パッシブ設計の工夫を解説
断熱・気密だけではない、
窓・軒・パッシブ設計の工夫を解説

近年、夏の暑さは年々厳しさを増し、住まいにもこれまで以上の暑さ対策が求められるようになっています。特に注意したいのが、屋外だけでなく室内でも起こる熱中症です。夏を快適に過ごすためには、エアコンなどの設備に頼るだけでなく、外からの熱を室内へ入れにくくし、室温の上昇を抑える「住まいそのもの」の性能が重要になります。
そこで大切になるのが、断熱・気密・日射遮蔽といった住宅性能に加え、窓の大きさや配置、軒や庇による日差しのコントロール、風の通り道まで考えた設計です。性能と設計の両方をバランスよく整えることで、夏の暑さを和らげながら、一年を通して心地よく暮らせる住まいにつながります。
本コラムでは、花みずき工房の一級建築士の視点から、夏の暑さを抑えるために知っておきたい住宅性能をはじめ、窓や間取りの工夫、自然の力を活かすパッシブ設計、これからの注文住宅で押さえておきたいポイントを分かりやすくご紹介いたします。

夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

夏の快適性を支える「断熱」と「気密」

夏も快適に過ごせる住まいを考えるうえで、まず基本となるのが「断熱」と「気密」です。
断熱とは、屋根や壁、床などを通して外の熱が室内へ伝わるのを抑えること。気密とは、建物の隙間をできるだけ少なくし、外気の影響を受けにくくすることをいいます。
断熱性能を表す代表的な指標が「UA値」、気密性能を表すのが「C値」です。いずれも数値が小さいほど性能が高く、外気温の影響を受けにくい住まいになります。
花みずき工房では、UA値0.46以下、C値0.5以下を基準とし、夏も冬も快適に過ごせる住環境を目指しています。
断熱・気密性能を高めることで、夏は外から伝わる熱を抑えるとともに、エアコンで冷やした室内の空気を逃がしにくくなり、少ないエネルギーでも室温を安定させやすくなります。

断熱材を敷き詰めている様子


ただし、「高断熱・高気密であれば、それだけで夏も快適になる」というわけではありません。断熱性能の高い住宅は、一度室内に入った熱も逃げにくいという特性があります。だからこそ、夏の強い日差しを室内に入れない「日射遮蔽」まで含めて考えることがとても大切です。住宅性能を高めることと、余計な熱を入れない設計を組み合わせる。この両方を考えることが、夏も心地よく暮らせる住まいづくりのポイントになります。

夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

夏の暑さを左右する「窓」と「日射遮蔽」

断熱・気密とあわせて、夏の快適性を大きく左右するのが「窓」です。
窓は光や風、景色を取り込み、住まいに心地よさや開放感をもたらしてくれる一方で、屋根や壁に比べて熱の出入りが大きく、外気の影響を受けやすい場所でもあります。そのため、建物全体の断熱性能を高めるだけでなく、窓そのものの性能を高めることも重要です。

窓


例えば、熱伝導率の低いアルミ樹脂複合サッシや樹脂サッシ、複層ガラスやLow-Eガラスなどを採用することで、窓を通して伝わる外の熱を抑えることができます。窓の断熱性能を表す「Uw値」なども確認しながら、地域の気候や窓の方角、大きさに合わせて適切な仕様を選んでいくのですが、窓の性能を高めるだけで、夏の暑さ対策が十分というわけではありません。
特に考えたいのが、窓から直接差し込む太陽の熱です。高性能な窓であっても、強い日差しを受け続ければ室内に熱が入り、室温上昇の原因になります。そこで重要になるのが、日差しそのものを窓の外側で遮る「日射遮蔽」という考え方です。

自然光の入るデッキスペース


例えば南側の窓では、軒や庇を適切に設計することで、太陽高度の高い夏の日差しを遮りながら、冬には低い位置からの暖かな日差しを室内へ取り込むことができます。一方、朝夕の低い角度から日差しが入る東西の窓では、窓の大きさや配置を工夫したり、外付けシェードや植栽を活用したりすることも有効です。
「窓の性能を高めること」と「窓に日差しを入れすぎないこと」。 この二つをセットで考えながら、光や眺望、開放感とのバランスまで整えることが、夏の快適性を高める設計につながります。

夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

風の通り道まで考えた、窓と間取りの工夫

窓には、日差しをコントロールするだけでなく、住まいの中に光や風を取り込むという大切な役割があります。夏を快適に過ごすためには、断熱や日射遮蔽によって外からの「熱を入れにくくする」ことに加え、室内にこもった熱を上手に逃がすことも大切です。
そのため、窓の配置や間取りを計画する際には、風と熱の流れまで考えて設計します。

自然光の差し込むリビング


風通しのよい家というと、窓を大きくしたり、窓の数を増やしたりすることをイメージされるかもしれませんが、重要なのは「どこから風を取り込み、どこへ抜くか」という風の通り道をつくることです。敷地周辺の建物や地域の風向きを読みながら、風の入口と出口を意識して窓を配置することで、効率よく空気を入れ替え、室内に熱がこもりにくい環境をつくることができます。

木の温もりを感じる2階空間


また、暖かい空気が上昇する性質を利用し、吹き抜けや階段、高窓などを通して、室内上部にたまった熱を逃がす工夫も有効です。窓の位置を平面的に考えるだけでなく、上下方向の空気の流れまで設計することが、夏の熱を効率よく排出するポイントになります。
もちろん、猛暑日にはエアコンを適切に使用することが前提ですが、そのうえで、夏の朝夕など外気温が比較的低い時間帯には自然の風を取り込み、室内にこもった熱を逃がす。猛暑に備える性能と、自然の力を活かす設計。その両方を備えることが、これからの住まいに求められます。

夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

夏だけではない、一年を通した「パッシブ設計」

ここまでご紹介してきた、夏の日差しを遮ること、風の通り道をつくること、室内にこもった熱を逃がすこと。こうした自然の光や風、熱の性質を住まいの設計に活かす考え方を「パッシブ設計」といいます。パッシブ設計は、夏を涼しく過ごすためだけのものではありません。夏には軒や庇などで強い日差しを遮り、風を取り込みながら室内に熱をためにくくする。一方、冬には低い位置から差し込む太陽の光と熱を室内へ取り込み、高い断熱・気密性能によってその暖かさをできるだけ逃がさない。このように、季節ごとに異なる自然の力を上手に利用することで、一年を通した快適な住環境を目指します。

パッシブ設計のお庭と植栽


そのために大切なのが、敷地ごとの環境を読み取ることです。太陽の動きや風向きはもちろん、土地の方角や形状、周囲の建物、庭や植栽との関係によっても、光の入り方や風の流れは変わります。決まった方法を当てはめるのではなく、その土地の特性を読み解きながら、建物の配置や窓、軒、間取りなどを一体的に考えていくことが重要です。
断熱・気密といった住宅性能を基本に、その土地の光や風を活かし、必要な冷暖房設備を効率よく使う。 こうした性能・設計・設備をバランスよく組み合わせることで、夏の猛暑だけでなく冬の寒さにも対応した、一年を通して心地よく過ごせる室内環境が生まれます。


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夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

浜松で考える、夏も心地よい住まいづくり

浜松は比較的温暖な地域ですが、年間の日照時間が長く、全国的に見ても日差しに恵まれた地域です。明るい住まいをつくりやすい一方で、夏の快適性を考えるうえでは、強い日差しをどのようにコントロールするかが大切になります。特に大きな窓を設ける場合には、開放感や眺望を活かしながら、軒や庇、外部シェード、植栽などを組み合わせ、室内へ入る日射熱を抑える工夫が求められます。

浜松市で安心した暮らし


また、浜松は遠州灘や浜名湖、三方原台地、天竜川流域など、多様な地形を持つ地域です。同じ浜松市内でも、沿岸部や台地、山間部などによって日差しや風の特徴は異なり、周囲の建物や土地の高低差によっても住まいを取り巻く環境は変わります。そのため、地域の気候だけでなく、一邸一邸の敷地条件を読み取りながら設計することが重要です。

浜松市上空写真


浜松といえば、冬に吹く「遠州のからっ風」も特徴のひとつです。夏の日射を遮ることだけを優先するのではなく、冬には暖かな日差しを取り込みながら、冷たい季節風の影響にも配慮するなど、一年を通した視点で住まいを考える必要があります。

私たちが設計する際も、敷地にどのように光が入り、どこから風が吹き、周囲にどのような建物があるのかを確認しながら、建物の配置や窓、軒、間取りを考えていきます。「浜松の気候を知り、その土地の光や風を読み解きながら、住宅性能と設計をバランスよく組み合わせること。」それが、厳しい夏にも備えながら、一年を通して心地よく暮らせる住まいにつながると考えています。

夏も快適な注文住宅とは?猛暑に備える住宅性能と設計のポイント

今回は、夏の暑さを抑える住宅性能から、窓や軒、風や光を活かした設計の工夫までをご紹介いたしました。年々厳しさを増す夏を快適に過ごすためには、エアコンなどの設備だけに頼るのではなく、断熱・気密性能を高め、強い日差しを遮り、自然の風や光を上手に活かすことが大切です。また、浜松市内でも土地の向きや周辺環境、日差しや風の入り方は敷地ごとに異なります。だからこそ、性能の数値だけではなく、その土地の特性やご家族の暮らし方まで考えた設計が、心地よい住まいにつながります。

花みずき工房では、確かな住宅性能を基本に、一邸一邸の敷地条件や暮らし方に合わせて、光や風、庭とのつながりまで丁寧に設計しています。猛暑に備えながら、夏だけでなく一年を通して心地よく暮らせる住まいへ。性能と設計、その両方を大切にした家づくりをご提案してまいります。

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設計

Kuniaki Suzuki

保有資格
一級建築士
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