ホワイトオークの無垢フローリングが広がる約18帖の1階LDK空間。壁と天井には漆喰の塗り壁を採用し、優れた調湿性とやわらかな質感が、空間全体に心地よい雰囲気をもたらしています。

キッチンに隣接するダイニングスペースは、配膳や片付けがしやすい家事動線に優れたレイアウト。キッチンカウンターには意匠モルタルを用い、空間に程よいアクセントを添えています。

ライトグレーを基調とした、清潔感あふれる約5帖のキッチン。幅3.7mの折り下げ天井には木目調のクロスをあしらい、意匠性を高めながら、空間に広がりと奥行きをもたらしています。

キッチンのサイドパネルは、あえてキッチンパネルを使用せず、同系色の磁器タイルで統一感のある上品な仕上がりにしています。

LDKの先に設けた水まわり空間には、洗面・洗濯室とトイレを集約。天井には調湿性や消臭性に優れた珪藻土の塗り壁を採用し、快適な空気環境を保ちます。その奥には脱衣室と浴室が続きます。

洗面台の壁面には、デザイン性に優れたヘキサゴンタイルを採用。タイルの凹凸が光を受けて繊細な陰影を生み出し、空間に奥行きをもたらしています。

階段下のスペースを活かしたお籠りヌックは、読書やひと息つく時間を楽しめる心地よい空間。小窓からはやわらかな自然光が差し込み、穏やかな雰囲気を演出します。

1階とは異なるモノトーンでまとめられた2階の子世帯空間。左手の引き戸の先には約3帖の小屋裏収納、右手には約16帖のLDKが広がります。

ヘアライン仕上げのステンレス手洗いシンクやトグルスイッチが、空間にすっきりとしたアクセントをもたらします。

ホールからリビングへと向かう導線上に備えた幅1500mmのコンパクトな壁付けキッチン。その対面にはトイレ空間を設置。

キッチンの壁には、黒の縦長モザイクタイルを採用。窯変による独特の色合いや、金属的な質感を感じるメタル調の表情が、空間に個性と深みを与えています。

勾配天井が広がる開放感のあるLDK空間には、小屋裏を活かした約8帖のロフトスペースを設けています。空間を無駄なく使った工夫が随所に感じられる間取り設計です。

自然素材のぬくもりと意匠性が調和したH様邸。敷地を最大限に活かし、美しさと機能性を兼ね備えた、心地よい暮らしを実現するこだわりの二世帯住宅が完成いたしました。

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